Sunday, January 10, 2016

日本人のコミュニケーションスタイル

「先生、おっす!」と言いながら教室に入ってくる女子学生。^_^;  
「おっす?... どこで習った日本語?」
日本語は話す相手によって話し方を変えなければならないが、日本語を勉強する外国人にとって最も難しいことの1つだろう。

上級へのとびら」という日本語の教科書では、4つの特徴が紹介されている。
まず、教科書で見るのは(あ)のような「丁寧な話し方」だが、友達とは(い)のような「くだけた話し方」をし、先生や会社の上司には、(う)のように敬語を使う。
(あ)「どこに行きますか。」
(い)「ねえ、どこ行く?」
(う)「先生、どちらにいらっしゃいますか。」
3つの違いは下線部の文末だけではない。例えば、「どこに」の「に」を言わないと、もっとくだけた感じになり、「どこ」を「どちら」にすれば、もっと丁寧になる。

次に、小説や会話の中では男女の話し方に違いが見られる。最近は男女の差が小さくなってきているけれども、まだ使わないほうがいい表現もある。例えば、 「私」のことを男性は「俺」とか「僕」とか言うが、女性は使わない。「おっす!」というのは、英語の"Yo!"のように若い男性が使う挨拶で、女性が使うとびっくりされるはずだ。

さらに、日本人は文を最後まで言わない時もある。例えば、「明日、映画に行きませんか。」と誘った時、「明日はちょっと...」と言われたら、「明日は行けません。」という意味だが、はっきり言わないので、相手の気分を悪くしない。相手の気持ちを大切にする日本人の考え方が表れている。これが「省略」だが、英語でも同じようなことがあると思う。また、会話で言葉を短くするのも英語と似ている。例えば、"I want to go."を"I wanna go."と言うように、「見てしまいました。」を「見ちゃった」、「敬語というのは何ですか。」を「敬語って何?」と言ったりする。このような「短縮形」は会話でよく使われるが、これに慣れるのは敬語に慣れるのと同じくらい時間がかかるかもしれない。

最後に、日本語の会話では倒ががよく使われる。言いたいことを初めに言って、その後で理由や状況を説明する。例えば、「明日、授業に来られません。インターンシップのインタビューがあるので。」しかし、倒置は日本語だけではない!例えば、私が大好きな映画「Star Wars」に出てくるマスターヨーダの英語倒置が多い。例えば、"We must destroy the Sith"ではなく、"Destroy the Sith, we must"と言う。

外国人の友人は「日本語のスピーチスタイルは複雑で大変だ」と文句を言うが、日本語はタイルで自分の気持ちを表したり、相手の気持ちを大切にしたりできる「便利な言語だよ!」と言っている。

では、外国人が自然な話し方で話せるようになるためには、どうすればいいのか。多くの日本人といろいろな場面で話すのがベストだが。それができなければ、日本の映画やドラマを見て、どんな場面で、どんな人が、どんな相手に、どんな話し方をしているか、よく観察するといい。スタイルに慣れてくると、日本語を「正しく」使うだけでなく、「適切に」使うようにする。そうすると、マスターヨーダのようにスタイルをコントロールしながらコミュニケーションするのが楽しくなる。


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